iCloud家族共有ってご存じでしょうか。
名称の通り、iCloudを家族で共有することができる機能のことで、iCloudストレージにアプリ・Apple Musicといったサブスクリプションに写真・カレンダーとあらゆるデジタル資産を家族6人まででまとめて管理・共有できるのです。
いいなと思ったあの曲・この映画、親子で好みが似通っているのであれば、きっとあなたが購入したものを父親もまた目をつけているはず。別々で購入するのってそれぞれにお金が発生するわけで、もったいなくないですか。家族で出かけたときの写真とか今月の予定とか、ともに暮らしてるからこそ共有した方が良い情報というのはいっぱい。
「この映画、面白かったね」と、取り入れることで更に家族間でのコミュニケーションの機会は増えることでしょう。「今月の子供の参観日、自分が休めそうだから行くことにするよ」といった感じで夫婦で同じ熱量で子育てに参加できるはず。メリットたっぷりの機能なのです。
この機能ですが、6人を限度にその中の誰か一人が管理者となります。責任者的な役割である以上、この管理者というのは成人者に限ります。
200GBプランは2人におすすめ
そしてその管理者が家族を一人ずつ招待していくことで共有できるようになる、こういった仕組みです。ちなみに6という数字は最大値であり、家族の人数も少ないし、写真や動画もあんまり撮らないよということであれば容量200GBのプランを選択すると良いでしょう。
こちらの推奨利用人数は2人から4人。6人で利用するとなるとあまりに容量が少なすぎて不便に感じるかもしれません。もちろん家族によってはこれで十分というお宅もあるはず。月400円ですから負担も小さめです。
2TBプランは5〜6人におすすめ
5人から6人で写真もいっぱい共有したい、余裕をもって使用したいということなら容量2TBのプランがおすすめです。月額料金は一気に1300円に跳ね上がるものの、2人で400円が6人で1300円。一人当たりの負担はそれほど違いはないのです。
支払う人は誰になる?
ってことで、一人当たりの金額を参考として出しましたが、実は招待された方々で料金を割りそれぞれに支払うというのではありません。あくまで支払いを行うのは管理者のみ。
管理者のApple IDで400円なり1300円がまとめて引き落としとなるのです。だからこそ、成人者が管理者となることが求められているわけです。13歳の息子に支払えなんて言われても、困りますからね。責任能力もありません。
家族である以上、13歳の息子も招待される形で家族共有の仲間に入ることはできますが、だからといって料金の請求書が届くことはないです。その点はご安心ください。父親に払ってもらえばいいわけです。
つまりは、20歳になりアルバイトである程度の金額を稼いでいるという息子も、親子共有の使用量は親に払ってもらうことになるわけです。
50歳の息子もすでに退職して悠々自適の隠居生活をしている80歳の父親が支払いを、ってこの場合は50歳の息子が管理者になればいいわけですね。50歳ということは立派に成人しているのですから、年齢が上の方が管理者になんてルールはない以上は息子の方にも管理者となる権利はある。むしろまだまだ現役で稼いでいる彼の方が適任です。
自身が管理者となり父親を招待し、孫の写真を共有したり病院に行く予定を家族全員で把握しておくことができれば、スムーズで快適な毎日が過ごせるわけです。
クレジットカードは1枚のみ、費用負担はあくまで管理者のみ。それがファミリー共有の仕組みとなっています。メリット多数のファミリー共有の最大限のデメリットとしてもさまざまなサイトで紹介されています。確かに、年齢によってはもう親子でクレジットカードを共有というのは使いづらいところはあるでしょう。
まあどれだけ人数が変わろうとも、4人で利用していたのが6人でとなったりその逆であったとしても、料金プランを変えない以上は月額は1300円。それはそれでわかりやすいのかもしれませんが。その金額を管理者に甘えて負担してもらうか、その時に利用している人数で割ってそれぞれが現金なり振込で管理者に渡すか。
その辺りは、それぞれの家族で自由です。せっかく写真もスケージュールも趣味の音楽や映画まで共有するような仲良し家族なのですから、ざっくばらんにどうするかは話し合ってください。
13歳のころは当然親に払ってもらっていた息子が、初めてのアルバイトで自分でお金を稼いで、ファミリー共有の自分の分は自分で支払うよとプチ袋に入れて父親にお金を渡してきた。そこで成長が感じられるなんてウルウルする場面だってあるかもしれません。
とりあえず、プランによって料金は異なり少人数なら月額400円で大人数となると6人最大で1300円。
支払うのはそれらの人々を招待という形で集めた管理者本人、それがiCloudのファミリー共有の料金の支払い方法です。実はクレジットカード1枚という以外にもいくつかデメリットとなることはあるわけで、それらも理解したうえで利用を検討してみてください。

コメント