pCloudファミリープラン完全ガイド | 家族共有の仕組み・容量割り当て・買い切りの選び方

pCloud
この記事でわかること

  • pCloudファミリープランの仕組み(最大5人/プライベート領域)
  • 容量の割り当て方法(オーナーだけが管理できる)
  • 個人買い切り vs ファミリー買い切り:どっちが得か
  • 失敗しがちな注意点(共有リンク上限/アップロード制限など)

本記事の結論:pCloudファミリープランは「家族が別アカで同じ容量を使える」

  • オーナーが最大4人を招待できる(合計5人)
  • 各メンバーは自分のpCloudアカウントで、他のアカウントからは見えない「プライベート領域」を持てる
  • 容量割り当てはオーナーのみができる

pCloudファミリーとは?

はじめに、pCloudファミリープランについてわかりやすく解説します。

ファミリープランの概要

pCloudファミリープランを使うと、家族みんなでオーナーが契約しているpCloudの容量を共有できます。そのため、家族一人ひとりが個別にプランを契約するより費用を抑えられます。

ただし「共有」といっても、データがオーナーや他の家族から丸見えになるわけではありません。各メンバーは自分専用のpCloudアカウントを持ち、自分だけのプライベートな保存領域を使えます。オーナーであっても、他のメンバーのファイルを見ることはできません。

つまり、「容量だけを家族で分け合い、データは各自で管理する」という仕組みです。

参考:pCloud公式ヘルプ – What is pCloud for Family?

ファミリープランの容量と価格

pCloudのファミリープランでは、以下の2つの容量が用意されています。

プラン 容量 価格(買い切り)
Family 2TB 2TB $595
Family 10TB 10TB $1,499

※価格は通常時のものです。セール時には割引されることがあります。

2TBプランは、写真中心の家族や2〜3人での利用に向いています。動画が多い家族や4〜5人で使う場合は、10TBを検討した方が余裕があります。

ファミリープランの招待可能人数

pCloudのファミリープランは、オーナー1名に加えて最大4人を招待でき、合計5人で容量を分け合えます。

各メンバーへの容量の割り当てはオーナーが管理します。例えば「自分は1TB、配偶者に500GB、子ども2人に250GBずつ」といった具合に、家族の使い方に合わせて自由に配分できます。

Google OneやiCloud+との違い
他のクラウドストレージでは、個別の容量割り当て機能がなく、家族全員が早い者勝ち形式で容量を使う仕組みになっています。そのため「誰かが動画を大量に保存して、他の家族が使える容量がなくなった」といったトラブルが起きやすいです。pCloudなら、最初から「誰がどれだけ使えるか」を決めておけるので、こうした問題を避けられます。

ファミリープランにサブスクはない

pCloudのファミリープランは、買い切り(Lifetime)プランのみで提供されています。月額や年額のサブスクリプション版はありません。

そのため、ファミリープランを利用するには最初にまとまった金額を支払う必要がありますが、一度購入すれば追加の月額料金なしでずっと使い続けられます。長期的に見ると、サブスクを何年も払い続けるより割安になるケースが多いです。

よくある誤解1:オーナーから保存データが見られる?

「ファミリープランだと、オーナーに自分のファイルを見られるのでは?」と心配する人がいますが、その心配は不要です。

pCloudファミリープランでは、各メンバーが自分のアカウントでログインして使います。オーナーであっても、メンバーのファイルにアクセスする権限はありません。オーナーができるのは「容量の割り当てを変更する」「メンバーを追加・削除する」といった管理操作だけです。

参考:pCloud公式ヘルプ – オーナーとメンバーの違い

よくある誤解2:家族間でデータ共有はできない?

家族間でファイルを共有することは可能です。ただし、自動的に共有されるわけではなく、共有したいファイルやフォルダを明示的に指定する必要があります。

具体的には、共有フォルダを作成して家族メンバーを招待するか、共有リンクを発行してURLを共有する方法があります。共有しない限り、各自のデータは完全にプライベートのままです。

例えば「旅行の写真」フォルダを家族全員と共有したり、「子どもの学校行事」フォルダを夫婦だけで共有したりと、柔軟に使い分けられます。

pCloudファミリープランのメリット

  • 個別契約より安い:家族5人で使えば、1人あたりの費用は単純計算で5分の1になる
  • 容量の割り当てができる:Google OneやiCloud+にはない機能。「誰かが使いすぎて足りなくなる」問題を防げる
  • プライバシーが守られる:家族でも互いのファイルは見えない。共有したいものだけ共有できる
  • 買い切りで長期的にお得:月額料金がかからないので、長く使うほどコスパが良くなる

pCloudファミリープランのデメリット・注意点

  • 初期費用がまとまって必要:2TBで$595、10TBで$1,499と、最初にある程度の出費が必要
  • サブスク版がない:「まず1ヶ月試してから決めたい」ができない(ただし14日間の返金保証あり)
  • オーナー依存:オーナーがアカウントを削除すると、メンバー全員がファミリープランから外れる
  • 容量変更はオーナー次第:メンバーが自分で容量を増やすことはできず、オーナーに依頼が必要

オーナーとメンバーの違い

次に、pCloudのファミリープランを有効活用する上で重要な要素である「オーナー」と「メンバー」というアカウントの種別について解説します。

オーナーは、ファミリープランを購入した人で、メンバーの招待や容量配分などの管理権限を持ちます。
メンバーは、オーナーから招待されてファミリープランに参加した人で、割り当てられた容量の範囲内で自由にpCloudを使えます。

オーナーができること

  • メンバー招待(最大4人)
  • メンバーの容量割り当てを変更(クォータ調整)
  • メンバー管理(削除など)

メンバー側の制約

  • 自分で容量割り当ては変更できない(オーナーに依頼)

【比較】個人買い切り vs ファミリー買い切り|どっちが得?

ここまでで、pCloudのファミリープランについて解説してきました。次に、pCloudの個人買い切りプランとファミリー買い切りプランのどちらが得なのかについて解説します。

1人利用なら個人がおすすめ

まず、1人利用ならば個人プランをおすすめします。ごく稀にセールで個人買い切りプランとファミリー買い切りプランの料金が逆転することがありますが、基本的には、個人買い切りプランの方がファミリープランよりお得なことが多いです。

プラン 個人(1人) ファミリー(最大5人)
500GB $199
2TB $399 $595
10TB $1,190 $1,499

※価格は通常時のもの。セール時はさらに安くなることがあります。最新価格はpCloud公式サイトでご確認ください。

1人で2TBが必要なら、個人プラン($399)の方がファミリー($595)より$196安くなります。10TBの場合も同様で、個人($1,190)の方がファミリー($1,499)より$309お得です。

2〜5人ならファミリープランがおすすめ

逆に、2〜5人でpCloudを利用する場合は、ファミリープランがおすすめです。例えば2TBプランで比較すると、以下のようになります。

人数 個人プランを人数分契約 ファミリープラン 差額
2人 $399 × 2 = $798 $595 $203お得
3人 $399 × 3 = $1,197 $595 $602お得
5人 $399 × 5 = $1,995 $595 $1,400お得

人数が増えるほど、ファミリープランのコスパは良くなります。5人で使えば1人あたり$119で済む計算です。

ただし注意点として、ファミリープランは容量を「分け合う」形になります。2TBを5人で使うと1人あたり平均400GB程度。動画をたくさん保存する家族がいる場合は、10TBプランを検討した方が安心です。

特に、pCloudの個人買い切りは最低でも500GBからとなっており、写真や書類中心の使い方だと500GBを使い切れない人も多いです。そういった場合でも、ファミリープランなら家族で容量を分け合えるので、余った分を他のメンバーに回せて無駄になりません。

家族人数別:おすすめ容量

次に、家族の人数や利用するデータの種類ごとにおすすめの容量を解説します。

まず目安として、スマホ写真1枚は約3〜8MB、1080p動画は1分あたり約120〜180MB、4K動画は1分あたり約350〜400MBです。これを踏まえると、2TBでも写真だけなら数十万枚は保存できますが、4K動画を頻繁に撮る家族だと意外とすぐに埋まります。

以下に家族人数や保存データごとのおすすめプランを示します。

家族人数 写真中心 写真+動画多め 4K動画多め/仕事データ
2人 2TB 2TB 10TB検討
3人 2TB 10TB検討 10TB
4〜5人 10TB寄り 10TB 10TB

2TBが向いているご家族

  • 写真がメインで、動画は運動会や旅行などイベント時のみ
  • 家族2〜3人で、全員がライトユーザー

10TBが向いているご家族

  • 子どもの成長記録を4K動画など高画質な形式で残している
  • 家族4〜5人で使う予定
  • 仕事のデータ(動画素材、デザインファイルなど)も保存したい
  • 今後10年以上使うことを見据えて余裕を持ちたい
迷ったら10TBを選んでおくと安心です。個人プランの場合はセールの開催頻度も多いので容量追加もある程度気軽にできますが、ファミリープランの場合は後から容量を追加するには少しタイミングを待つ必要があります。また、pCloudは買い切りクラウドストレージサービスであり、今後10年以上にわたって利用する想定であれば、多めの容量プランがおすすめです。

招待〜参加の手順

ここからは、実際にpCloudファミリープランを利用する上での使い方について解説します。

オーナー:家族を招待する手順

  1. my.pcloud.comにログイン
  2. サイドバーの「Family」タブをクリック
  3. 招待したい家族のメールアドレスを入力
  4. その人に割り当てる容量(クォータ)を設定
  5. 「Send invite」をクリック

招待を送ると、Familyタブで招待状況を確認できます。「Pending」は招待中、「Active」は参加済みを表します。間違えて送った場合は「Cancel」で取り消し可能です。

招待メールが届かないと言われた場合は、Familyタブから「Copy link」で招待リンクをコピーして、LINEなどで直接共有することもできます。

参考:pCloud公式ヘルプ – 家族を招待する方法

メンバー:参加する手順

  1. オーナーから届いた招待メールを開く
  2. メール内の「JOIN NOW」ボタンをクリック
  3. pCloudアカウントでログイン(持っていない場合は新規作成)
  4. 利用規約に同意してFamily有効化

これでファミリープランへの参加が完了し、割り当てられた容量を使えるようになります。

注意点

  • 月額・年額プランの場合:ファミリープランに参加すると既存のサブスクはキャンセルされます。残り期間分の返金はないので、更新タイミングを見計らって参加するのがおすすめです。
  • 買い切り(Lifetime)プランの場合:既存のLifetimeプランはキャンセルされず、そのまま残ります。ただし、ファミリープランの容量と統合されるわけではなく、別々に存在する形になります。個人Lifetimeをファミリープランに変換することは現時点ではできません。

容量の割り当て方法(クォータ管理のやり方)

ファミリープランでは、オーナーが各メンバーへの容量配分を自由に決められます。招待時に設定した割り当ては、後からいつでも変更可能です。

そのため、初回はあまり深く考えずにある程度の容量を割り当てていただいて問題ありません。適宜利用状況に応じて、割り当てを変更するようにしましょう。例えば、子どもが動画を撮り始めて容量が足りなくなった場合、自分の割り当てを減らして子どもに回す、といった調整がいつでもできます。

オーナーが割り当てを変更する手順

  1. my.pcloud.comにログイン
  2. サイドバーの「Family」タブをクリック
  3. 割り当てを変更したいメンバーの横にある「Manage」をクリック
  4. 新しい容量を入力して保存

参考:pCloud公式ヘルプ – ファミリーメンバーの管理方法

メンバーが容量を増やしたいとき

メンバーは自分で容量を変更することはできません。容量が足りなくなったら、オーナーに連絡して割り当てを増やしてもらう必要があります。

よくあるつまずきと対処法

招待メールが見つからない

  • 迷惑メールフォルダを確認する
  • メール検索で「pCloud」や「Family」で検索する
  • それでも見つからない場合は、オーナーにFamilyタブから「Copy link」で招待リンクを送ってもらう

別のアカウントでログインしてしまった

  • 一度ログアウトして、正しいアカウントで再度ログインする
  • もし間違ったアカウントでファミリーに参加してしまった場合は、オーナーにそのアカウントを削除してもらい、正しいアカウント宛に再招待してもらう

招待を承認したのにファミリーに反映されない

  • ブラウザをリロードする、または一度ログアウトして再ログインする
  • 数分待っても反映されない場合は、pCloudサポート(support@pcloud.com)に問い合わせる

注意点

最後に、pCloudファミリープラン契約時の注意点を解説します。

注意点1:共有リンクの月間上限がある

pCloudでは、リンク共有でのデータ転送には月間での転送量上限があります。

2TBプランでも10TBプランでも、共有リンクの転送量上限は月間2TBです。家族間で写真や動画を共有する程度なら、まず上限に達することはありません。ただし、仕事で大容量ファイルを頻繁に外部共有する場合は注意が必要です。上限を超えた場合は、追加トラフィック(2TBあたり$9.99/月)を購入できます。

参考:pCloud公式ヘルプ – 共有リンクトラフィック上限

注意点2:大量のデータアップロード時は上限に注意

pCloudでは、「30日間で契約容量の2倍まで」というアップロード上限が設定されています。

通常の利用ではほとんど気にする必要はありませんが、他のクラウドストレージから一気にデータを移行する予定の方は少し注意が必要です。

参考:pCloud公式ヘルプ – アップロードトラフィック上限

【最新】セール情報

現在、pCloudではクリスマスセールを開催中です(2025年12月29日まで)。

プラン 通常価格 セール価格 割引率
2TB Family Lifetime $890 $399 55%オフ
10TB Family Lifetime $2,249 $1,049 53%オフ
3-in-1 Family Bundle(5TB+暗号化+Pass) $2,097 $799 62%オフ

3-in-1 Family Bundleは、5TBストレージに加えて、pCloud Encryption(クライアント側暗号化)とpCloud Pass Family(パスワードマネージャー)がセットになったお得なプランです。

pCloudのセールは年に数回開催されますが、クリスマスセールは特に割引率が高い傾向があります。ファミリープランを検討中の方は、このタイミングでの購入がおすすめです。

※セール価格は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

まとめ

最後に、本記事で解説したpCloudファミリープランのポイントをまとめます。

ファミリープランの特徴

  • 最大5人(オーナー1名+メンバー4名)で容量を共有できる
  • 各メンバーはプライベートな保存領域を持ち、オーナーであっても他のメンバーのファイルは見られない
  • 容量割り当てはオーナーが管理できる。Google OneやiCloud+にはない機能で、「誰かが使いすぎて足りなくなる」問題を防げる

プラン選びの目安

  • 1人利用なら個人プラン、2人以上ならファミリープランがお得
  • 写真中心の2〜3人家族なら2TB、動画が多い・4〜5人で使うなら10TBがおすすめ
  • 迷ったら10TBを選んでおくと長期的に安心

契約前に知っておきたいこと

  • 買い切りプランのみ(サブスク版はないが、14日間の返金保証あり)
  • 共有リンクの転送量上限は月間2TB、アップロード上限は30日間で契約容量の2倍
  • セール時(特にクリスマス・ブラックフライデー)は50%以上の割引になることもある

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