クラウドストレージを利用する際、候補として挙がってくるのがiCloudとGoogleドライブです。
どちらかと言えば、iCloudはAppleユーザーが採用しているもので、GoogleドライブはAndroidユーザーや気軽に利用したいクラウドストレージを考えている際に使われる傾向があります。
2つのサービスには明確な違いがあり、主に2つの要素で違いを抱えています。違いを明確に理解して、比較してからサービスを利用するか考えていくのが重要です。
データ容量
1つ目の違いとして挙げられるのが、無料で使える際の容量です。一般的にGBで表記されることになる容量ですが、2つのサービスは明確に数値が異なっており、サービスを利用する際には気を付けておかなければなりません。
iCloudが保有している無料のストレージは5GBに設定されており、それ以上のストレージが必要となった場合には課金しなければなりません。
Appleユーザーだと初期から利用できるicloudですが、容量自体はあまり大きなものではなく、無料で使う際は容量を気にして使っていく必要があります。
一方で、Googleドライブが無料で使える容量は15GBと、icloudの3倍の数値を誇っています。数値だけを見ればGoogleドライブは圧倒的に有利な状況となっており、大容量のストレージが必要と判断している場合には選択肢に入ります。
個人でクラウドストレージを利用したいと考えている時、Googleドライブは大容量であることも含めて、利用しやすいサービスです。無料だけでも多くの画像や動画を保存できる状態ですので、icloudを利用するよりも使いやすいと感じられる点があります。
ビジネス用途の利用可否
もう1つの違いとしては、ビジネス用途で利用する際の違いです。比較する際に気をつけておきたいのが、無料サービスで使える範囲がビジネスにも適用されているのかという部分があります。
ビジネスにも採用されている場合、無料のストレージをビジネスで使い、相手と共有するなどの作業が可能です。一方で、ビジネス用途に無料ストレージが対応していない場合は、ビジネスでは使えないことになりますので、ビジネスで使えるストレージ、または課金して使える状態にしなければなりません。
ビジネスにおける違いですが、icloudは無料ストレージでもビジネスで使えるため、お金を払う必要はありません。icloudの強みとしては、無料で用意されているストレージもビジネスで使えるようになっていることです。
無料でサービスを使えることによって、仕事上でかかるコストを軽減し、少ない容量ながらも相手企業との共有などが可能となります。どうしてもお金を払いたくないと考えている場合には、icloudを利用していくのが重要です。
一方でGoogleドライブは、無料のストレージをビジネスで利用してはいけないというルールが存在し、違反した場合にはサービスを使えなくなってしまいます。個人で利用する場合には、15GBという大きなストレージ容量が武器になってくれますが、ビジネスの場面で利用する場合は無料ストレージを使ってはいけません。
ビジネスで利用する場合には、Googleドライブのビジネス用サービスに加入する必要があり、最低でも月680円を支払って利用します。無料でビジネスに使えないという部分は、Googleドライブの弱いところであり、無料で使いたいと考えている人には向いていません。
2つの明確な違いを踏まえて、比較したうえでどちらを利用していくのかしっかり考えていくのがおすすめです。icloudは容量こそ小さいものの、ビジネスと個人用の両方で利用したいと考えている人には使いやすいストレージです。
一方で、Googleドライブは個人で利用する分には大容量のストレージがありますので、個人向けで使うことを前提にしておきましょう。比較した内容を踏まえて、どちらが向いているのか判断したうえで、最終的に1つのストレージに絞り込んでいくことが大切です。

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