そう感じたことがある方に、ぜひ知ってほしいサービスがあります。それが 「pCloud(ピークラウド)」 です。
GoogleドライブもiCloudもDropboxも、使い続ける限り月額・年額を払い続ける「サブスク型」です。一方、pCloudは一度だけ支払えば、ずっと使い続けられる「買い切り型」のクラウドストレージです。
日本ではまだまだ知名度は低いですが、世界で見ると合計2,200万人以上が使っており、世界的にはコスパ最強のクラウドストレージとして有名なサービスとなっています。
この記事では、StorageLabの管理人がpCloudを実際に使い込んで確認した情報をベースに、料金・機能・メリット・デメリットまでを総まとめします。「pCloudって何?」「本当に買って大丈夫?」という疑問に、まるごと答えます。
この記事でわかること
- pCloudの基本情報「どこの国のサービス?ユーザー数は?」
- 2026年最新の料金プランと「何ヶ月で元が取れるか」の計算
- 他のクラウドストレージにはない機能・スペック
- メリットだけでなく、デメリットも正直に
- セールはいつ?一番安く買う方法
pCloudとは?30秒でわかる基本情報
pCloudは、2013年にスイスで設立されたクラウドストレージサービスです。本社はスイスのバール(Baar)、創業者はTunio ZaferとAnton Titovの2名であり。現在は世界で2,200万人以上が利用しており、日本国内でも12万人超のユーザーを抱えています(2026年3月時点)。
pCloudの詳細情報一覧
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 設立年 | 2013年 |
| 本社所在地 | スイス・バール(Baar) |
| 世界ユーザー数 | 2,200万人以上(2025年時点) |
| データセンター | EU(ルクセンブルク)またはUS(テキサス州ダラス)を選択 |
| 無料プラン | 最大10GB(チュートリアル完了で7GB+紹介で最大3GB) |
| 対応OS | Windows / macOS / Linux / iOS / Android / Web |
| 返金保証 | 14日間 |
pCloudが他のクラウドストレージと最も異なる点は、「買い切り(Lifetime)プラン」の存在です。GoogleドライブやiCloudのような大手が一切採用していない課金モデルで、一度支払えばサービスが存続する限り永続的に使い続けられます。
pCloudの料金プラン【2026年最新】
pCloudには「月額プラン」「年額プラン」「買い切り(Lifetime)プラン」の3種類があります。
| プラン | 容量 | 月額 | 年額 | 買い切り(通常) | 買い切り(セール時) |
|---|---|---|---|---|---|
| Premium | 500GB | $4.99(約¥750) | $49.99(約¥7,500) | $199(約¥30,000) | $149前後 |
| Premium Plus | 2TB | $9.99(約¥1,500) | $99.99(約¥15,000) | $399(約¥60,000) | $279〜(約¥42,000) |
| Ultra | 10TB | — | — | $1,190(約¥179,000) | $799前後 |
※ 価格は$1=¥150換算の目安。為替レートにより変動します。
買い切りは何ヶ月で元が取れる?
セール時の2TB買い切り価格($279・約¥42,000)を、月額プラン($9.99・約¥1,500/月)と比較すると、
5年使えば実質月600円以下、10年使えば月350円以下となり、長く使えば使うほど圧倒的にお得になります。
「2年以上pCloudを使い続けるつもりがあるなら、買い切り一択」というのが私の結論です。
なお、ファミリープランも買い切りが存在し、最大5ユーザーで最大10TBまで共有できます。
👉 関連記事:pCloudの料金を完全解説【2026年最新】月額・年額・買い切りの違いと損益分岐点
pCloudの主な機能・スペック
対応デバイス・OS
pCloudはWindows・macOS・Linux・iOS・Android・Webブラウザのすべてに対応しています。特筆すべきはLinuxへの対応で、これはGoogleドライブやiCloudが公式サポートしていない領域です。エンジニアやLinuxユーザーにとってはそれだけで選ぶ理由になります。
どうしても既存のiCloudやGoogleドライブなどは、Apple製品向けやAndroid製品向けに特化した作りとなっており複数のプラットフォームでの利用は制約があることが多いです。
pCloudは、そういった制限はなく、どんなOSや端末でも制限なく各機能を利用することができます。
同期・バックアップ機能
pCloudはコスパが良いだけでなく、クラウドストレージサービスとしての機能も高いレベルで実装されています。
- ブロックレベル同期:ファイル全体ではなく変更部分のみを転送。大きなファイルでも高速・通信量を節約
- セレクティブシンク:同期するフォルダを自分で選べる
- 写真・動画の自動バックアップ:スマホで撮影したメディアを自動でアップロード。2025年4月のアップデートでフォルダ構成の保持に対応
- ファイルサイズ上限:なし(4K動画や高解像度RAWデータも制限なくアップロード可能)
メディアプレーヤー
pCloudの地味に便利な機能が、アプリ内でのメディア再生です。動画・音楽ファイルをダウンロードせずにそのままストリーミング再生できます。
さらにKodi連携にも対応しており、音楽や映像ライブラリの管理に使っている方にも評判が高い機能です。
ファイル履歴(バージョン管理)
pCloudにももちろんファイル履歴管理機能が搭載されており、有料プランであれば標準で30日間昔のファイル状態に戻すことも可能です。
| プラン | ファイル履歴の保持期間 |
|---|---|
| 無料プラン | 15日間 |
| 有料プラン(月額・年額・買い切り) | 30日間 |
| Extended File History(有料追加) | 最大1年間 |
誤って上書きしたファイルを復元したい場合を想定し、更なる期間にわたるバージョン管理が必要な用途には「Extended File History」の追加購入が必要です。
共有・コラボレーション
共有リンクの生成やフォルダ共有は可能ですが、Googleドキュメントのようなリアルタイムの共同編集機能はありません。pCloudはあくまで「ストレージ&バックアップツール」であり、仕事でのドキュメント共同作業には不向きです。
一方で、リンク共有機能についてはパスワードによる共有や共有期間の設定などにも対応しているため、共同編集を伴わないデータの共有についてはGoogleドライブ以上の機能を有しています。
pCloudのセキュリティ
「海外のサービスで、データは大丈夫?」という疑問は当然です。pCloudのセキュリティ仕様をいかに整理してみました。
細かいことをつらつら書いていますが、信頼できるセキュリティレベルをクラウドストレージ全体で確保しているため、セキュリティ上のリスクは低く、信頼性が高いことがわかります。
pCloudのセキュリティ関連詳細情報
- 保存時の暗号化:AES-256(業界標準)
- 転送時の暗号化:TLS/SSL
- データ冗長性:各ファイルを5コピー以上・3カ所以上のサーバーに分散保存
- 取得認証:ISO 27001:2013(情報セキュリティ)・ISO 9001:2015(品質管理)・SOC 2 Type II
- GDPR準拠:EUリージョン(ルクセンブルク)選択でGDPR完全対応
- 2段階認証:対応
また、pCloudは独自の「$100,000暗号化チャレンジ」を実施しており、2,860人が参加したものの侵害に成功したケースはゼロです。大手クラウドが持つ「ユーザーデータを広告に活用する」リスクとは無縁で、プライバシー重視の観点では信頼性が高いと評価しています。
pCloud Crypto(ゼロ知識暗号化)とは?
さらに強固なプライバシー保護を求める方向けに、「pCloud Crypto(クリプト)」という有料オプションがあります。
- ファイルをデバイス上で暗号化してからアップロードする「クライアント側暗号化」
- pCloudのスタッフも中身を見られない「ゼロ知識」仕様
- 価格:年額$49.99 / 買い切り$150
- 専用の「Cryptoフォルダ」内のファイルのみに適用
「pCloud Crypto」を利用すると、事前に設定したフォルダにアップロードされたファイルやフォルダはすべて完全にご自身のパソコンやスマホの中で暗号化され、完全に暗号化された状態でpCloudのクラウドストレージ上にアップロードされます。
そのため、本機能を利用すればどんなファイルであろうと、pCloudの管理人ですらユーザのデータを確認することができなくなります。
2024年に報告された暗号化の脆弱性について
2024年10月、チューリッヒ工科大学(ETH Zurich)の研究チームが、pCloud Cryptoの実装に複数の理論的脆弱性を報告しました。攻撃者が特定の条件下でファイルにアクセスできる可能性があるというものです。
ただし、以下の点を正確に理解しておく必要があります。
- この脆弱性は「pCloud Crypto(有料オプション)」の実装レベルの問題であり、通常のストレージ利用(Cryptoフォルダを使わない一般的な使い方)には直接影響しない
- pCloudは「理論的な攻撃シナリオであり、実際のファイルセキュリティには影響しない」と声明を出している
- 2025年時点で具体的な修正が発表されていない点は懸念事項として残る
pCloudのメリット・デメリット
次に、pCloudのメリット・デメリットについて解説します。
pCloudの5つのメリット
1. 業界唯一の「買い切り(Lifetime)プラン」でコスト最安
約2年4ヶ月で月額プランより安くなる。10年使えば月350円以下相当のコストパフォーマンスは他サービスでは実現できません。
2. ファイルサイズ上限なし
4K動画・RAW写真・大容量のZIPファイルも制限なしでアップロード可能です。
3. Linuxにも対応(業界では希少)
GoogleドライブやiCloudが対応していないLinuxに公式クライアントを提供しています。
4. 高速なダウンロード速度
当サイトによる実測では1GBのダウンロードが約35秒。クラウドストレージとしては十分に高速な部類です。
5. EU拠点でプライバシー保護が手厚い
データセンターをEU(ルクセンブルク)に設定することでGDPR準拠しており、Google・Appleのような商業目的でのデータ活用リスクがありません。
pCloudの4つのデメリット
1. ドキュメント共同編集ができない
仕事でGoogleドキュメントやExcelをリアルタイム共同編集したい用途には不向きです。pCloudはあくまで「保存・バックアップ・共有」ツールと割り切って使う必要があります。pCloudのローカル同期機能を組み合わせることで、もちろんクラウド上のデータを直接編集することは可能ですが、複数人で同一ドキュメントを共同編集することはほぼほぼできません。
2. ゼロ知識暗号化(Crypto)は別料金
Proton Driveなどの競合は基本プランにE2E暗号化が含まれますが、pCloudではCryptoは有料追加オプションです。
3. ファイル履歴の長期保存も別料金
30日を超えるバージョン管理は「Extended File History」として追加課金が必要です。
4. カスタマーサポートはメール・電話のみ
ライブチャットに対応しておらず、本社がスイスのため日本からだと時差もあります。急ぎのトラブル時には対応が遅くなることがあります。カスタマサポートを使ったことはありますが、だいたい2営業日以内には返信が返ってくるケースが多かったです。。
👉 関連記事:pCloudの評判は怪しい?3年使ってわかった「買い切り」の真実とメリット・デメリットを本音レビュー
pCloudはいつ買うと一番安い?セール情報
pCloudの買い切りプランはセールで大幅に値下がりします。年間の主要セールは以下の通りです。
| セール名 | 時期 | 位置づけ |
|---|---|---|
| ブラックフライデー&サイバーマンデー | 11月中旬〜下旬 | 年間最安値の本命候補 |
| クリスマス/年末セール | 12月中旬〜下旬 | BF直後でも割引が続く |
| バレンタインセール | 2月上旬〜中旬 | 春前の有力候補 |
| 桜セール | 3月下旬〜4月上旬 | 年度替わりの導入に |
直近の実績として、2026年2月のバレンタインセールでは2TB買い切りが通常$399から$279(約¥42,000)へと30%以上値下がりしました。
「いますぐ必要でなければ次回のセール開催日まで待つ」が最もお得な戦略です。ただし、セールは予告なく終了することも多いため、開催中はなるべく早めの判断をおすすめします。
👉 関連記事:【2026年最新】pCloudセールはいつ?過去の開催履歴と次回予測を徹底まとめ
こんな人におすすめ/向かない人
最後にpCloudがどんな人におすすめで、どんな人にはあまり向かないのかを整理します。
pCloudがおすすめな人
- iCloudやGoogleフォトの月額課金をやめたい(サブスク疲れの方)
- 子どもの写真・動画を画質を落とさず長期保管したい
- MacだけでなくWindowsやLinuxでも同じクラウドを使いたい
- GoogleやAppleにデータを預けることへの不安がある(プライバシー重視)
- 2年以上クラウドストレージを使い続ける予定がある
pCloudが向かない人
- GoogleドキュメントやMicrosoft Officeで日常的に共同編集する人
- 数ヶ月だけ一時的に使いたい人(短期利用は月額プランがあるが割高)
- 無料容量だけで済ませたい人(Googleドライブの15GBの方が大きい)
よくある質問
- Q. pCloudはなぜ「買い切り」プランがあるのですか?
- A. 創業当初からのビジネスモデルです。「99年間またはアカウント保有者が亡くなるまで」有効とされており、長期的なコストを固定したいユーザー向けに設計されています。他の大手クラウドにはないpCloud独自の強みです。
- Q. pCloudはどこの国のサービスですか?
- A. スイス発のサービスで、2013年に設立されました。データセンターはEU(ルクセンブルク)とUS(テキサス州ダラス)の2拠点があり、アカウント作成時にどちらに保存するかを選択できます。
- Q. 無料版でどのくらい使えますか?
- A. 最大10GBまで無料で使えます。初回ログイン後のチュートリアル完了で7GB、友人紹介(メール認証のみでOK)で1人につき1GB、最大3GB追加できます。ただしGoogleドライブの無料15GBより少ない点は注意が必要です。
- Q. pCloudはいつ買うと一番安いですか?
- A. 例年11月のブラックフライデーが年間で最も割引率が高くなる傾向があります。次回のセール情報は下記の記事でまとめています。
👉 関連記事:【2026年最新】pCloudセールはいつ?過去の開催履歴と次回予測を徹底まとめ
👉 関連記事:pCloudがついにサービス終了!?過去の事例から読み解くクラウドサービスの終焉
まとめ:月額課金から抜け出したいなら、pCloudは最有力候補
pCloudは、「買い切りで大容量を持ちたい」という明確なニーズに応える、唯一無二のクラウドストレージです。
セール時の2TB買い切りは約¥42,000。月額プランと比べると約2年4ヶ月で元が取れ、それ以降は実質タダで2TBが使い続けられます。速度・セキュリティ・対応OSのいずれも及第点以上で、海外メディアでもEditor’s Choiceを獲得しています。
もちろんGoogleドライブのような共同編集や、Proton Driveのような標準搭載のE2E暗号化はありません。万能ではないですが、「個人の写真・動画・データを長期間、安く、安全に保管したい」という用途では、現時点でpCloudを超えるサービスはないと私は判断しています。
「本当に自分に合うか不安」という方は、14日間の返金保証を使って実際の速度や使い勝手を試してみてください。合わなければ返金すればいいだけです。
👉 関連記事:pCloudの評判は怪しい?3年使ってわかった「買い切り」の真実とメリット・デメリットを本音レビュー
👉 関連記事:pCloudの料金を完全解説【2026年最新】月額・年額・買い切りの違いと損益分岐点

コメント