多くの人は、GoogleドライブやiCloud、Dropboxのようなサブスク型のクラウドストレージを利用していると思います。確かに毎月支払い金額は数百円程度で使えて非常に便利なのですが、チリも積もれば山となり、年間の支払い金額は1万円を超えてきます。
また、保管されているデータが増えれば増えるほど、月々の支払い料金が膨れ上がります。
そんな「サブスク疲れ」から逃れられることができる買い切り型クラウドストレージとして、「pCloud」があります。
pCloudは、完全に買い切り型のクラウドストレージとなっているため、「一度払えば、一生使えます。」ただ、そんな夢のような話は本当なのか?怪しくないのか?ということで実際に利用している私の体験や他のユーザの評判などを今回はご紹介します。
結論から言うと、「もっと早く買っておけばよかった」と後悔するレベルの超コスパのツールでした。ただし、もちろん、完全に全ての人におすすめできるか?というとそうでもないところもあるのは事実です。
この記事では、StorageLab運営者の私が、pCloudを実際に使い込んでわかった「リアルな評判」と「メリット・デメリット」を、忖度なしで本音レビューします。
結論
最初にpCloudの評判についてまとめます。
- ダウンロード/アップロード速度:ダウンロード速度はGoogleドライブより高速。アップロード速度はGoogleドライブより少し遅いが許容範囲
- 信頼性や安全性:海外で2000万人以上のユーザを抱える有数のクラウドストレージサービス。スイスを拠点に運営しており、プライバシー上のリスクも低い
- サービス終了するのか?:現時点ではサービス終了の噂もなく、積極的に日本のイベントにも出展していることからむしろサービス拡大傾向
- 共同編集:Google Docsの共同編集には非対応。ドキュメントファイルやスプレッドシートの共同編集をしたいのなら、pCloudはおすすめしない。
pCloudの「悪い評判」は本当?ネガティブな口コミを検証
ネット上で検索すると出てくる「pCloud 遅い」「pCloud 危険」といったネガティブなキーワード。実際に使ってみて、その噂が本当なのか検証しました。
検証1:「アップロードが遅い」という噂
実際に、2026年6月24日にpCloudと他の主要なクラウドストレージサービス(pCloud/Dropbox/MEGA/Googleドライブ/OneDrive)について、同一のファイルをアップロード・ダウンロードを行い、ファイルの転送速度について検証を実施しました。
条件はシンプルで、まったく同一の50MBファイルを、同じ日本のサーバーから、各サービスの保存領域へ順番にアップロード/ダウンロードし、その時の転送速度を計測しました。
その結果を以下に示します。

| サービス | アップロード | ダウンロード | 50MBの送受信時間 (上り/下り) |
|---|---|---|---|
| MEGA | 15.09 MB/s | 19.03 MB/s | 3.3秒/2.6秒 |
| Dropbox | 13.50 MB/s | 21.84 MB/s | 3.7秒/2.3秒 |
| pCloud(本記事の主役) | 7.41 MB/s | 5.17 MB/s | 6.7秒/9.7秒 |
| Googleドライブ | 5.81 MB/s | 8.38 MB/s | 8.6秒/6.0秒 |
| OneDrive | 2.33 MB/s | 1.64 MB/s | 21.4秒/30.5秒 |
上記の結果を以下にまとめます。
- アップロード速度:pCloudのアップロード速度は、MEGAやDropboxと比較すると劣る結果になりました。一方で、GoogleドライブやOneDriveと比較すると、pCloudは1.5倍~3倍程度早い転送速度でデータをアップロードすることができます。
- ダウンロード速度:ダウンロード速度については、Dropboxが圧倒的な速度となっています。一方で、pCloudとGoogleドライブを比較すると、30%程度Googleドライブの方が早いという結果になっています。
結論としては、pCloudは「爆速」ではないものの、Googleドライブを上回る場面もある“実用十分”な速度というがこの結果から明らかになりました。
「pCloudが遅い」という噂については全くそんなことなく、GoogleドライブやOneDriveと比較しても劣らず、むしろ転送速度が早いケースがあるほどです。
検証2:「危険・怪しい」という噂
pCloudは、GoogleドライブやDropboxなどの日本で知名度の高いクラウドストレージサービスと比較して、「聞いたことがない会社だから不安」という声もよく聞きます。
ただ、実はpCloudは世界的に見えると非常に有名なクラウドストレージサービスであり、日本ではまだまだ知名度が低いだけです。
pCloudはスイスに本社を置く企業で、世界で2000万人以上のユーザーを抱えています。また、2026年3月現在、日本国内に12万人以上のユーザを抱えており、実は知る人ぞ知るサービスとなっています。

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実際に、「Googleトレンド」という日本国内におけるGoogle検索キーワードのトレンドを見ることのできるシステムを使って実際に調査してみると、以下のように日本国内においても右肩上がりのトレンドとなっており、じわりじわり知名度が高まっていることが確認できます。

pCloudの運営拠点が設けられているスイスは世界で最もプライバシー保護法が厳しい国の1つです。そのため、データを商用利用する可能性の高いGoogleやMicrosoftなどのビッグテック企業よりも、安全性は高いと言えます。
検証3:「いつかサービス終了する(オワコン)」リスク
という懸念があるのは残念ながら事実です。
しかし、pCloudは創業以来、黒字経営を続けており、ユーザー数も右肩上がりです。サブスクリプションプランの収益も安定しているため、すぐに破綻するリスクは極めて低いと分析しています。
pCloudは、2026年現在で13年目のサービスとなっています。また、最近では日本で開催されたイベントに製品を出展するなど、日本市場にさらに力を入れるようになっています。

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また、仮にサービスが終了するにしても、料金が高くなる・サービス品質が低下するなどの前兆がある可能性が高いです。また、最近はイケているサービスは急にサービス終了することはほとんどなく、少し前に告知されることや、他の企業に買収され、そのままサービスが継続されることがほとんどです。
以下の記事で、pCloudのサービス終了の噂やその理由について解説しています。
ここが最強!pCloudの良い評判とメリット
多少のデメリットを補って余りある、pCloudだけの強烈なメリットを3つ紹介します。
1. 業界唯一の「買い切り(Lifetime)」プラン
これがpCloudを選ぶ最大の理由です。他のクラウドストレージサービスの料金を考慮すると、pCloudを3年〜4年使えば、それ以降は実質タダになります。
pCloudの買い切り(Lifetime)は本当にお得?料金/損益分岐/注意点を解説!
この「コストパフォーマンスの良さ」は、他のどのクラウドストレージも勝てません。
損益分岐の計算

実際にGoogleドライブとpCloudの損益分岐点を計算してみた結果を以下に示します。こちらはpCloudの2TBをセール価格である279ドルで契約した場合の計算結果になります。
| Googleドライブの支払い方法 | 損益分岐点 | 説明 |
|---|---|---|
| 月払い(1,450円/月) | 約2年6ヶ月 | 2年半ほど使えば、以降はずっと“タダ”で使える計算になります。 |
| 年払い(14,500円/年) | 約3年 | 年払いはGoogle側も割安なので、逆転までは約3年とやや長くなります。 |
このようにpCloudをセール価格で購入した場合は、Googleドライブの月額/年額払いと比較すると、約2年7ヶ月~3年が損益分岐点となります。逆に言えば、3年以上の期間にわたって継続してクラウドストレージを利用する場合は、pCloudの買い切りプランの方がお得になるということです。
2. Googleも検閲できない「プライバシー保護」
pCloudは「あなたのデータはあなたのもの」という考えを持っており、他のクラウドストレージと比較してプライバシーに配慮された運営がなされています。
特に有料オプションの「pCloud Encryption」を使えば、ゼロ知識証明(Zero-Knowledge Privacy)により、pCloudの社員ですらファイルの中身を見ることができなくなります。
pCloud Encryption(Crypto)はゼロ知識?暗号化の仕組み・メリット・できないこと
Googleフォトのように、AIの誤判定でアカウントがBANされるリスクもありません。いかにpCloudを利用する上でアカウント停止される原因について解説しています。
3. 容量不足を救う「仮想ドライブ」
pCloudアプリを入れると、スマホやPCの容量を使わずに、数TBのファイルにアクセスできるようになります。
まるで「スマホにSDカードを挿した」・「PCに接続したHDD」のような感覚で使えるため、写真や動画でパンパンになったパソコンやスマホを蘇らせることができます。
他社クラウドと比較してみた
有名どころのクラウドストレージとpCloudを、5つの項目で比較しました。
| サービス名 | 買い切り | 同期速度 | プライバシー | 共同編集 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| pCloud | ◯ (あり) | ◯ (高速) | ◎ (高プライバシー) | △ (苦手) | 長期保存・バックアップ |
| Google Drive | × (月額のみ) | ◯ (高速) | △ (検閲あり) | ◎ (最強) | 仕事・ドキュメント作成 |
| Dropbox | × (月額のみ) | ◎ (高速) | △ (検閲あり) | ◎ (優秀) | チームでのファイル共有 |
表からわかる通り、「仕事でドキュメントを共同編集する」ならGoogleドライブが優秀ですが、「個人の写真や動画を安く安全に保存する」ならpCloudが圧倒的に有利です。
実際のユーザーの口コミ
私以外のユーザーはpCloudをどう評価しているのか、SNSやアプリストアの声を調査しました。
👍 良い口コミ
- 「iPhoneの容量不足が一瞬で解決した。もっと早く入れればよかった」
- 「音楽プレーヤーとして優秀。ハイレゾ音源もそのまま聴けるのが最高」
- 「一度払えば終わりなのが精神的にラク。サブスクの見直しができた」
- 「pCloud仮想ドライブのpCloudドライブが便利。容量を減らさずにデータ同期ができる」
👎 悪い口コミ
- 「大量のファイルを一度に同期しようとしたらエラーが出た」
- 「アプリの日本語翻訳がたまに不自然(意味はわかるレベル)」
- 「ドキュメントの編集機能がないのが不便」
pCloudがおすすめな人・やめたほうがいい人
これまでの検証結果を踏まえ、pCloudがおすすめな人と、後悔する人をまとめます。
✅ 買うべき!おすすめな人
- 毎月のサブスク代(固定費)を減らしたい人
- スマホやPCの容量不足に悩んでいる人
- GoogleやAppleにデータを人質に取られたくない人
- 子供の写真や動画を、画質を落とさずに永久保存したい人
❌ やめたほうがいい人
- Googleドキュメントやスプレッドシートでガッツリ仕事をしたい人
- 数ヶ月だけの短期利用で十分な人
- Google Geminiなど、他のサービスとの連携も重視したい
まとめ:迷っているなら「返金保証」で試そう
pCloudは、完璧なサービスではありません。速度や編集機能ではGoogleドライブに劣る部分もあります。
しかし、「高いセキュリティ」と「買い切りのコストパフォーマンス」においては、他の追随を許さない最強のクラウドストレージです。
「自分に合うか不安…」という方も安心してください。pCloudには10日間の返金保証があります。
pCloudの返金保証は本当?14日間返金の条件と「返金されない」理由を徹底解説
まずは一度試してみて、自宅の回線での速度や使い勝手をチェックしてみてください。もし合わなければ返金すればいいだけです。失うものはありません。
実際に返金については定期的に当サイトでも独自にモニタリングをしており、pCloudが問題なく返金を受け付けていることも確認しています。
最後に
pCloudの買い切りプランをご購入する際には、pCloudのセールのタイミングをおすすめしています。セールでは、いつもの料金から約1~2万円程度安くpCloudを契約できます。
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