今回は実際にお子さんをお持ちの方に、お子さんの成長の記録である写真や動画の保管方法について寄稿していただきました。
娘が生まれてから成長記録の写真や動画をたくさん撮ってきました。赤ちゃんの頃の泣き顔や笑顔、初めて立った瞬間、初めて外で遊んだときの表情、入園式や入学式といった節目の行事、普段の何気ない日常の風景など、大きなデータがスマートフォンやデジタルカメラに溜まっていきました。
最初はSDカードや外付けハードディスクに保存していましたが、子育てと日常生活の忙しさの中で管理が煩雑になり、見返したいときにすぐに見られない不便さを感じました。そこで、便利だと感じて使い始めたのが、クラウドストレージのサービスです。
クラウドストレージの活用
我が家では主にGoogleフォトとAmazon Photosを活用しています。私はGoogleのサービスを日常的に使っていて、GmailやGoogleカレンダーなど仕事や生活の中で欠かせないツールになっているため、写真の管理もGoogleフォトに統一することでとてもスムーズに扱えるようになりました。
Googleフォトは自動バックアップ機能とAI機能が便利
Googleフォトは自動でバックアップしてくれるので、スマホで撮った写真や動画を自動的にクラウドへ保存されており、家でも外出先でもすぐにアクセスできるのが大きな魅力です。
さらに顔認識や検索機能が便利で、「入学式」や「動物園」といったキーワードを入れると関連する写真が一瞬で出てきます。子どもが小さい頃から撮りためてきた大量の写真の中から目当ての一枚を探すのはなかなか大変ですが、この機能のおかげでアルバムの整理にかかる労力が大幅に減らすことができました。
Amazon Photos は容量無制限
Amazon Photosも便利で同時に利用しています。私はアマゾンプライム会員なので追加費用なしで使えるという点で使い始めました。特に写真の容量無制限保存はとても安心です。動画についても一定の容量までは無料で保存できるので、長時間の運動会の動画や旅行の記録を気軽にアップロードできます。GoogleフォトとAmazon Photosを併用することでバックアップを二重にできて、データを失うリスクを減らせるという安心感があります。
Googleフォト x Chromecast 連携で日常の中に思い出が
我が家ではChromecastを使ってテレビにGoogleフォトの写真を表示し、リビングをちょっとしたフォトフレームのように活用しています。リビングでくつろいでいるときに娘の小さい頃の写真や最近の運動会の様子がテレビ画面に次々と映し出され、思いがけず昔の思い出がよみがえる瞬間があります。例えば、娘がまだ歩き始めたばかりのよちよち歩きの動画がふと流れると、夫婦で「あの頃はこんなに小さかったんだね」と懐かしさを感じる事ができて自然と笑顔がこぼれます。成長を実感できると同時に、忙しい日常の中で忘れかけていた小さな幸せを思い出させてくれる大切な時間になっています。
また、私だけでなく妻も積極的に写真を撮って保存しています。自分が仕事をしている間や家にいないときでも、妻が日常の些細な瞬間を写真に残してくれているので、私は知らなかった場面を見ることができるのです。
例えば、放課後に友達と遊んでいる様子や、家でおやつを食べながら笑っている姿、あるいは母親に甘えている表情など、父親の自分が直接立ち会えなかった場面をあとから見ることで、娘の日常がより身近に感じられます。
妻が撮影した写真のおかげで、私の知らない娘の表情や成長の瞬間を共有でき、親としての楽しみが一層広がっているのです。写真をクラウドにまとめておくことで、夫婦それぞれの視点で撮ったものを一緒に楽しむことができるのは、大きな魅力だと感じています。
クラウドストレージサービス利用のデメリットやメリット
クラウドストレージの利用にあたっての注意点として、当たり前ですがインターネット環境がなければアクセスできないため、旅行先や電波の弱い場所ではやや不便さを感じることがあります。
また、GoogleフォトもAmazon Photosもサービス内容が変わる可能性があるため、クラウドだけで安心せずに外付けハードディスクなどにも定期的にバックアップを取っておくことよりデータ紛失の際のリスク軽減につながります。私は年に一度は写真データをまとめて外付けHDDにも保存し、万が一の時に備えるようにしています。
振り返ってみて、子どもが生まれてからの8年間で本当にたくさんの写真や動画を撮影してきました。最初は「こんなに撮って上手く整理できるだろうか」と思うこともありましたが、後から見返すとすべて良い思い出の宝物になっています。特に小学校に上がってからは成長が早く、顔つきやしぐさがどんどん変わっていくのを写真を通じて実感します。
普段の生活ので成長を細かく意識する余裕がありませんが、写真を見返すと「こんなに大きくなったんだ」と感慨深くなります。
これからも娘は成長はしていって、部活動や勉強に励む姿や家族旅行の思い出など、たくさんの記録が増えていくと思います。その一つひとつを大切に残しながら、家族で一緒に楽しめるように工夫していきたいと思います。
クラウドストレージはデータ保存の手段としてはもちろんですが、思い出を共有したり、振り返ったりするための大切なツールだと思っています。ぜひご自身のライフスタイルに合った形で活用し、お子さんの成長を残して家族や親せきで共有していってはいかがでしょうか。
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