Google One を使っている人なら、ファミリー共有という機能があるのをご存知でしょうか。
これは、最大5人の家族メンバーと Google One のストレージプランを一緒に使える仕組みです。例えば、あなたが 200GB のプランに入っていたら、家族もそのストレージ容量の恩恵を受けられます。月額料金を分担して使えるので、家計にも優しいですよね。
でも、ここで気になるのが「ストレージを共有したら、自分のプライベートな写真も家族に見られちゃうの？」という疑問です。結論から言うと、見られません。安心してください。
写真は見られないから大丈夫
Google One のファミリー共有で共有されるのは、あくまで「ストレージの容量」だけです。中身のデータは共有されません。
つまり、あなたの Google フォトに保存してある写真や動画は、あなただけのものです。家族がファミリーグループに入っているからといって、勝手にあなたの写真を見ることはできないんです。
これは本当に大事なポイントですね。プライバシーはしっかり守られています。
Google フォトの共有機能とは別物
ここで混同しやすいのが、Google フォトの「共有機能」です。Google フォトには、特定の写真やアルバムを他の人と共有する機能があります。
でも、これは Google One のファミリー共有とは全く別の話。Google フォトで共有したいものを自分で選んで、相手を指定して送らない限り、誰にも見られることはありません。
家族とファミリー共有をしていても、Google フォトで明示的に共有設定をしない限り、あなたの写真は完全にプライベートなままです。
イメージとしては、大きな倉庫（ストレージ）を家族みんなで借りているような感じです。でも、その倉庫の中では、それぞれが自分専用のロッカー（個人のストレージスペース）を持っています。
他の人のロッカーの中は見えませんし、鍵もかかっています。家族だからといって、勝手に誰かのロッカーを開けることはできません。
あなたが使っているストレージ容量は家族から見えますが、何が保存されているかまではわかりません。「お父さんが50GB使ってるな」とわかっても、「どんな写真を保存しているか」は見えないということです。
管理者の権限について
ファミリーグループには管理者がいます。管理者は、メンバーを追加したり削除したりする権限を持っています。
でも、管理者であっても、他のメンバーの写真やファイルを見ることはできません。これは絶対です。管理者の権限は、あくまでファミリーグループの運営に関することだけ。
プライバシーの面では、全員が平等に守られています。親が管理者だからといって、子どもの写真を勝手に見られるわけではないので、安心してください。
家族と写真を共有したい場合はどうする？
逆に、家族と写真を共有したい場合はどうすればいいのでしょうか。その場合は、Google フォトの共有機能を使います。
共有したいアルバムや写真を選んで、「共有」ボタンを押します。そして、共有したい相手を指定すれば OK です。これなら、見せたい写真だけを選んで共有できます。
また、「パートナーとの共有」という機能もあります。これを設定すると、特定の人（配偶者など)とライブラリ全体や一部を自動的に共有できます。ペットや子どもの写真を夫婦で共有したいときに便利ですね。
写真だけでなく、Google ドライブに保存しているドキュメントやスプレッドシート、PDF ファイルなども同じです。
ファミリー共有をしていても、あなたのドライブの中身は誰にも見られません。仕事の書類や個人的なメモ、何でも安心して保存できます。
もし家族と特定のファイルを共有したければ、そのファイルを選んで共有設定をすればいいだけです。自分でコントロールできるので、プライバシーの心配はいりません。
ただし、子どもアカウントの場合は少し違う
ただし、13歳未満の子ども用に作った Google アカウント（ファミリーリンク経由で作成したアカウント）の場合は、少し状況が変わります。
ファミリーリンクでは、保護者が子どものアカウント活動を監視できるようになっています。これには、どんなアプリを使っているかや、位置情報などが含まれます。
でも、それでも子どもの Google フォトの写真を直接見ることはできません。保護者といえども、子どものプライバシーは基本的に守られる仕組みになっています。
まとめ
Google One のファミリー共有は、写真を家族に見られることはありません。共有されるのはストレージの容量だけで、データの中身は完全に個人のものです。
プライバシーはしっかり守られているので、安心して使えます。料金も節約できるし、家族みんなで快適にクラウドストレージを使える便利な機能です。
もし「見られたらどうしよう」と心配でファミリー共有をためらっていたなら、その心配は必要ありません。ぜひ活用してみてください。家族のデジタルライフがもっと便利になりますよ。
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