動画ファイルを保存したいけれど、容量が足りない!
そんな悩みを抱えて、クラウドストレージサービスを利用しようか迷っている方へ。動画ファイル(大容量データ)を保存できるクラウドストレージサービスの賢い選び方について、解説したいと思います。
容量無制限のプランのあるストレージサービスはある?
動画のようなデータ容量の大きいものを保存したいと思った場合は、まず最初に「容量に制限がないストレージサービスが欲しい!」と考えることが多いでしょう。なぜならば動画は画像と比較しても圧倒的に必要容量が大きいです。「1200万画素の画像1枚」は「5MBくらい」ですが、「解像度1080p(HD画質)の動画1分」だと「30~50MBくらい」になります。HD画質の映画1本(約120分)だとそれだけで2GB~4GB前後の大きさになると推定されます。
ところが、多くのクラウドストレージサービスでは利用可能な容量に上限が設けられています。これは極端な容量を利用するユーザーが増えてしまうと、データを維持するためのコストがかかりすぎて、赤字になりかねないからです。
例えば、実質の容量無制限(必要に応じて追加料金なしでストレージ容量の拡張が可能)だった「Dropbox」のビジネスプランも、2023年にサービス内容を変更し、利用容量に応じた費用が発生するようになりました。残念なことに不正利用(例えばストレージの転売行為など)が横行するようになり、正当なユーザーへの影響が出るリスクがあったからだ、と言われています。
現在(2026年3月時点)、容量無制限のストレージサービスを提供しているのは、次に紹介する「BOX」です。ただし、企業・チーム向けのプランですので注意してください。
BOX
「BOX」は2005年にアメリカで設立されたストレージクラウドサービスです。特に法人向けのプランに特化しており、世界で12万社、日本で2万社以上に導入済みであると公式発表されています(2026年3月時点)。日本語にも対応しており、国内代理店を通すことで日本語のサポートも受けられます。
「BOX」は容量無制限プランを法人向け(チーム向け)として提供しています。最低購入ユーザー数が3人以上のため、仮に1人~2人で利用する場合でも3ユーザー分の契約・支払いが必要です。また、国内代理店を通した場合は、最低ユーザー数が更に高く設定されていることもあります。
基本的には企業向けのプランですが、法人格でなくても利用できるので、個人事業主やフリーランスなどでも申し込むことは可能です(代理店およびBOX社の許可が必要です)。

従量課金制の大容量ストレージはある?
大容量のクラウドストレージサービスを利用したいと思った場合は、「従量課金制で追加の容量が提供されるプラン」がおすすめです。必要に応じて上限を追加できるため、無駄なく利用が可能です。
どれくらいの容量が必要か見積りしてみよう
まずは、そもそもどれくらいのストレージ容量が必要か、ある程度、見積りしておきましょう。例えば、よく見かける単位として「GB(ギガバイト)」や「TB(テラバイト)」というものがあげられます。1000GB=1TBです。
そして1TB(1000GB)の容量には、目安として以下のような量のデータを保存できると考えられています。
- 写真 20 万枚(スマホ撮影で1枚5MB程度のもの)
- HD画質の動画 500 時間分(映画 250 本相当)
- テレビ録画で約120〜130時間分
例えば4K画質の動画など、画質にこだわりがある場合はこの限りではありませんが、一般的な用途であれば十分に保存できると言えるでしょう。つまり動画などを保存したい場合は、「1TB」を基準に検討を始めるのがおすすめです。
それでは次に、従量課金にも対応していて、TB単位で契約可能なストレージサービスを紹介しましょう。
Dropbox
Dropboxは個人向けプランの最小値が「2TB」からという大容量サービスとなっています(2026年3月時点)。

更に「Professional」に途中から切り替えることもで、1TBを追加することが可能です。データ転送量も50GB~100GBとなっているため、一度に大容量データを転送することも苦なくできるでしょう。
それ以上の容量を求める場合は、チーム向けの「Standard」プラン(最小ユーザ3人から、全体で5TB利用可能)、企業向けの「Advanced」プラン(最小ユーザ3人から、チーム全体で15TBから利用可能で追加可能)などの検討がおすすめです。
pCloud
買い切り型のクラウドストレージとして人気が高い「pCloud」の場合は、最小値が「500GB」ですが、更に「2TB」あるいは「10TB」を選択することが可能です。pCloudは日本語にも対応しているので、英語が不得意というユーザーでも安心して利用できます。
pCloudは買い切り型なので、一度購入してしまえば追加費用は一切かかりません。初期費用はかかりますが、サブスクリプションタイプでかかるコストは、いずれ買い切り型の初期費用を超過してしまいます。また、外付けHDDを導入した場合は、自分自身で管理・メンテナンスをする手間を考えると、買い切り型も選択肢の一つに入ってくるでしょう。

※画像はキャンペーン期間中の価格です。
pCloud買い切りプランの評判はこちらをCheck!
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Amazon Photos
Amazonはかつて「Amazon Drive」というAmazon会員向けのストレージサービスを提供してしましたが、同サービスは2023年に廃止されました。現在(2026年3月時点)は、写真と動画専用のストレージサービス「Amazon Photos」を提供しています。
Amazonプライム会員であれば、オリジナル画質のままの画像を容量無制限で保存することができる、画期的なサービスです。自動同期にも対応しているため、スマホなどと同期しておくとバックアップも自動で行われて大変便利です。
ただし、動画は5GBまでという制限があるため、動画保存用のストレージとして利用したい場合は、容量を追加する必要があります。Amazon Photosが提供する追加ストレージの最小単位は「100GB」で、最大容量は「30TB」となっています。Amazon公式のプランページに記載されている「30TBで保存できる目安」が「1500万の写真または4,200時間のビデオ」となっていることからも分かる通り、超大容量と言えるでしょう。

容量や料金、他のサービスや機能も見よう
まず、容量無制限のクラウドストレージサービスは決して多くはなく、現時点(2026年3月時点)では主流となる見込みは高くありません。
このため、動画の保存先としてクラウドストレージサービスを選ぶ場合は、1TB以上を利用可能な大容量のサービスの中から、自分の希望する使い方などにあったものを選ぶと良いでしょう。価格の他、データの転送速度などもチェックしておきたいポイントです。多くのサービスは、無料プランを用意しているので試してみると良いでしょう。


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