Amazonフォトとは?
Amazonフォトは、Amazonが提供する写真・動画のクラウドストレージサービスです。2014年にサービス開始し、現在は世界200以上の国で利用できます。
特徴をひと言で言うなら、「Amazonプライム会員なら写真が無制限・無圧縮で保存できる、コスパ特化型のクラウドサービス」です。
Amazonフォトの容量:会員種別ごとの正確な仕様
以下にAmazonフォトの会員種別ごとの保存可能容量や各機能の利用可能な範囲について解説します。
| 無料会員(Amazonアカウントのみ) | プライム会員 | ファミリーフォルダメンバー(招待された側) | |
|---|---|---|---|
| 写真の容量 | 5GB(動画と合算) | 無制限・フル解像度・無圧縮 | 無制限(プライム会員不要) |
| 動画の容量 | 5GB(写真と合算) | 5GBまで | 5GBまで |
| 画像解析・検索機能 | ▲ 制限あり | ✅ フル利用可 | ✅ フル利用可 |
| ファミリーフォルダ作成 | 不可 | ✅(招待最大5人) | ❌ 作成不可(参加のみ) |
上記で示したように、Amazonフォトは全データが無制限なように言われることがありますが、実際に無制限で保存できるのは写真だけになります。動画は、5GBまでしか保存できません。
また、ファミリーフォルダに招待されたメンバーは、自分がプライム会員でなくても写真無制限・動画5GBを利用できます。家族全員がプライムに入る必要はなく、プライム会員が1人いれば最大5人まで恩恵を受けられます。
「5GB」の動画保存枠ではどれぐらい保存できるか
先ほども述べたように「プライム会員なら無制限」という印象を持っている人も多いですが、動画は5GBという上限があります。これはプライム会員でも変わりません。
5GBで実際にどれくらい保存できるか、画質別に計算すると以下のようになります。
| 動画の画質 | 1分あたりの目安容量 | 5GBで保存できる時間 |
|---|---|---|
| 4K(3840×2160) | 約350MB | 約14〜15分 |
| FHD(1920×1080) | 約100MB | 約50分 |
| HD(1280×720) | 約50MB | 約100分 |
スマホで日常的に動画を撮っていると、4K設定では一瞬で5GBを使い切ります。
お子さんの運動会を数本撮っただけで上限に達する人も少なくありません。
動画の5GBを超えたらどうなるか
具体的に5GBを超えて動画を保存してしまったらどんなことが発生するか以下に示しておきます。
- 新しい動画はアップロードできなくなる(エラーが表示される)
- すでにアップロード済みの動画は消えない
- 解決策は「不要な動画を削除」・「追加ストレージの購入」・「動画を別サービスに移行」の3択になります。
実際に私のストレージも5GBを超えていますが、データが勝手に削除されることなどはなく普通に利用できています。

動画追加ストレージの料金(日本)
| 容量 | 月額 | 年額 | FHD動画換算 |
|---|---|---|---|
| 100GB | 250円 | 2,490円 | 約16時間分 |
| 1TB | 1,300円 | 13,800円 | 約166時間分 |
| 2TB | 2,600円 | 27,600円 | 約333時間分 |
なお、アプリ経由では1ファイル2GB超・20分以上の動画はアップロードできないという制限があります。長尺の動画はブラウザ(photo.amazon.co.jp)からアップロードする必要があります。
以下が実際にAmazon フォト公式サイトでログイン後に確認できる料金表です。

Amazonフォトの基本的な使い方
次にAmazonフォトの対応デバイスや自動バックアップの設定、検索などの使い方についてそれぞれ簡単に解説します。
対応デバイス
Amazonフォトは基本的には一般的に利用されるスマホやPCから利用できます。Amazon製サービスということもあり、Amazon Fire TVや Echo Show などでも対応していることが特徴的ですね。
- iPhone・Android:専用アプリ(App Store・Google Playで「Amazon Photos」を検索)
- PC(Windows・Mac):ブラウザ(Amazoフォト公式サイト)またはデスクトップアプリ
- Fire TV・Echo Show・Fire タブレット:Amazon純正デバイスとの連携
自動バックアップの設定(iPhone・Android共通)
Amazonフォトは他の一般的なクラウドストレージサービスと同様にスマホにおいて自動バックアップの設定が可能です。その際に、必ず「写真のみ保存」にするように注意が必要です。
- Amazonフォトアプリを開く
- 右上のアイコンをタップして設定へ
- 「自動保存」→「写真の保存」をオンにする
- Wi-Fi接続時のみアップロードするかを選択(データ通信量節約のためWi-Fi推奨)
- 動画の自動バックアップをオンにする場合は「動画の保存」も有効化(ただし5GBの上限に注意)

Screenshot
写真の検索・整理機能
Amazonフォトには画像認識AIによる自動タグ付け機能があります。
- 人物タグ:顔認識で自動分類。家族の写真をまとめて見たいときに便利
- 場所タグ:撮影場所(東京タワー・海辺など)でグループ化
- 物体・シーンタグ:「食事」「犬」「夜景」などのキーワードで検索可能
- 「この日の思い出」:過去の同じ日に撮った写真を自動でまとめて表示
ただし、GoogleフォトのAI検索と比べると精度・使いやすさで差があります。「自然言語で検索できる」「AIによる編集提案が豊富」という点ではGoogleフォトが上です。
Googleフォト・iCloudとの比較
次に、AmazonフォトについてGoogleフォトやiCloudと比較した結果を以下の表にまとめてみます。
| Amazonフォト(プライム会員) | Googleフォト | iCloud+(200GB) | |
|---|---|---|---|
| 写真の保存容量 | 無制限・無圧縮 | 15GBまで無料(超過はGoogle One課金) | 200GB(月400円) |
| 動画の保存容量 | 5GBまで | 写真と合算(15GB共用) | 写真と合算(200GB共用) |
| 画質 | 無圧縮 | 「元の画質」モードは無圧縮・「節約画質」は圧縮あり | 無圧縮 |
| AI検索・整理 | △(基本的なタグ付け) | ◎(自然言語検索・Magic Eraser等) | △ |
| Android対応 | ✅ | ✅ | ❌ |
| コスト(5年間) | プライム年会費6,900円×5年=34,500円(他の特典込み) | 100GB月250円×60か月=15,000円 | 200GB月400円×60か月=24,000円 |
| 写真無制限の前提条件 | プライム継続が必要 | なし(課金した容量は継続) | 課金継続が必要 |
Amazonフォトの「写真無制限」はプライム会員費に含まれています。そのため、Amazonで定期的にショッピングする・Prime Videoを見る・送料を節約したいという用途がある人にとっては「写真保管がタダで付いてくる」という感覚になります。
逆に、Amazonフォトのためだけにプライムに加入するのはあまりコスパが良いとは言えません。
Amazonフォトの3つのデメリット
次にAmazoフォトのデメリットについてわかりやすく解説します。
デメリット①:プライム解約で写真が消去されるリスク
プライムを解約すると、無制限だった写真容量が一気に5GBに戻ります。5GBを超えて保存していた写真は解約後180日以内にダウンロードしないと削除される可能性があります。
数万枚の写真を保管していて突然プライムが更新できなかった(クレジットカードの有効期限切れなど)場合、気づかずに180日を過ごすと写真が消えるリスクがあります。
これは一般にあまり知られていない重要なリスクです。
デメリット②:2年間ログインしないと全データが削除される可能性がある
Amazonフォトには「2年間(730日)アクセス・操作がない場合、全ファイルが削除される可能性がある」という仕様があります。長期旅行や入院などでAmazonを使わない期間が続くケースでは注意が必要です。大切な写真は複数の場所にバックアップしておくことが重要です。
デメリット③:動画はアプリから2GB・20分を超えるとアップロードできない
スマホアプリ経由では1ファイル2GB超・20分以上の動画はアップロードできません。子どもの発表会・旅行の長尺動画などは、ブラウザからアップロードする必要があります。この制限を知らずに「アップロードできない」と詰まる人が多いです。
Amazonフォトはおすすめ / おすすめしない使い方
最後にこれまでのAmazonフォトの詳細を踏まえて、どんな人にAmazonフォトがおすすめで、どんな人にあまりおすすめされないのかということについて解説します。
おすすめな人
- すでにAmazonプライムに入っている
- 写真が多く、GoogleフォトやiCloudの容量が足りなくなってきた
- 一眼レフ・ミラーレスで撮ったRAWファイルを無圧縮で保管したい
- 家族全員で写真を共有したい
- iPhone・Androidの両方を使っている
おすすめしない人
- 動画を保管したい(5GBはすぐ埋まる)
- 動画と写真の保存先の使い分けを意識したくない
- Amazonプライムに加入していない
- GoogleフォトのようなAI編集・自動コラージュ機能を使いたい
- 長期間Amazonを使わない可能性がある(2年放置で削除リスク)
- プライムをやめる可能性がある(解約後のデータリスクがある)
動画も含めて長期保管するなら:pCloudの買い切りという選択肢
当サイトとしては、動画まで含めて長期にわたって保管したい場合は、毎月の課金が続かない買い切り型のクラウドストレージサービスをおすすめしています。
買い切り型のサービスのため、通常のサブスク型のサービスと違い、料金を一度払えば以降の費用はゼロで、写真も動画も同じ容量枠に保管できます。
買い切り型のクラウドストレージサービスのおすすめや比較は以下の記事でわかりやすく解説しています。
その中でも当サイトでは、「pCloud」というクラウドストレージサービスをおすすめしています。pCloudは日本ではまだ知名度はまだまだではあるのですが、海外ではコスパ最強のクラウドストレージサービスとしてかなり有名です。
pCloudの評判は怪しい?3年使ってわかった「買い切り」の真実とメリット・デメリットを本音レビュー
以下にAmazonフォトとpCloudの比較表を載せておきます。
| Amazonフォト(プライム) | pCloud 2TB 買い切り | |
|---|---|---|
| 写真容量 | 無制限 | 2TB(写真・動画・その他ファイル合算) |
| 動画容量 | 5GBまで | 2TBまで(写真と同じ枠) |
| 5年間コスト | プライム年会費分(他特典込み) | セール時約28,000〜42,000円→以降ゼロ |
| プライム解約リスク | あり(データ消失の可能性) | なし(買い切りのため) |
| Android対応 | ✅ | ✅ |
コスパと利便性の両方をとるために、「長期的に月額を払い続けたくない」「動画も大量に保管したい」という場合は、pCloudの買い切りが合理的な選択肢になります。
👉 関連記事:Amazonフォトは他人に見られる?デフォルト設定・4つのリスクと確認手順を解説【2026年】
👉 関連記事:Google Oneを解約するとどうなる?データ・Gmail・Googleフォトへの影響と手順【2026年】
よくある質問
最後に、Amazonフォトに関連してよくある質問を以下にまとめておきます。
Amazonフォトは無料で使える?
Amazonアカウントがあれば5GBまで無料で使えます。ただし5GBは写真と動画の合算で、実用的な容量とは言えません。写真を無制限で保存するにはAmazonプライム会員(年額6,900円または月額700円)への加入が必要です。
プライムに入っていない家族も無制限で使える?
プライム会員がファミリーフォルダを作成して招待すれば、招待された側(最大5人)はプライム会員でなくても写真無制限・動画5GBを利用できます。招待された家族メンバーは無料Amazonアカウントだけで参加できます。
写真はどのくらいの画質で保存される?
フル解像度・無圧縮で保存されます。スマホで撮った写真はもちろん、一眼レフのRAWファイルも圧縮なしでそのまま保存できます。これはGoogleフォトの「節約画質」モード(圧縮あり)との大きな差別化点です。
Amazonフォトの動画はHEVC(H.265)に対応している?
対応しています。MP4・QuickTime・AVI・MTS・MPG・HEIF・HEVC・OGGなど主要な動画フォーマットに対応しています。ただしアプリからは2GB・20分以内のファイルに限られるため、それを超える場合はブラウザからアップロードしてください。
Amazonフォトに保存した写真はどこに保存されているか?
Amazon Web Services(AWS)のクラウドインフラに保存されています。転送中・保管中ともに暗号化されており、アカウント認証なしに外部からアクセスできない仕組みになっています。
まとめ
👉 Amazonフォトは他人に見られる?デフォルト設定・4つのリスクと確認手順を解説【2026年】

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