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TeraBoxなどの無料・中華系クラウドは安全?危険性の噂とpCloud(有料)との根本的な違い

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「できるだけ安くて、容量が多いクラウドストレージはないかな?」ストレージ容量が多ければ多いほど費用がかかってしまうものですが、それでもやっぱりできるだけ安く抑えたいと思うのは当然のこと。そして、そんな風に思って色々な情報を調べ始めると、「大容量のクラウドストレージだが、中華系クラウドだから危険!」といったワードが目に入ってくることがあるでしょう。

「危険って、どうして?」と疑問に思ったり、「危険という噂があるならやめておこう」とそのまま諦めてしまったりする人も多いはず。今回はそんな人に向けて、危険性の噂についてや、他のクラウドサービスとの違いについて詳しく解説します。

中華系クラウドは危険なの?

そもそも「中華系」とはいったい何を指すのでしょうか?

中華系とは「中国大陸、台湾、香港、マカオなどを含めた中華圏にルーツを持つ人々や団体など」を示す言葉であり、IT分野においては、そういった人々が中心となって経営・開発している企業のことを示します。特に中国は人口が多く国内の市場規模が大きいこと、IT技術を推進する政府の支援や、多様な人材がいることに加えて、投資家の興味を惹きつける…といった条件が重なったIT大国です。

ただその一方、中国は国の安全性や社会の安定を目的として、インターネット規制による情報規制を行っています。世界中で使われているサービス(GoogleやInstagramなど)が公式には利用できなかったり、特定のキーワードで検索しても情報にアクセスできなかったりします。また、「国家情報法」という法律によって、政府は国内の企業や市民に対し、情報収集活動への協力を求めることができます。

このような法律がどのように適用されているのか、真偽不明ではあるものの、「中国政府は、販売したITデバイスを使って、ひそかに人々を監視しているのかも…」という噂がまことしやかに広まっています。つまり、中華系のIT企業が手掛けるスマートフォンなどの端末や、サービス・アプリを通じて、個人情報を含んだデータが中国政府に送信される可能性があり、危険だから使用しない方が良い、と考えられているのです。

これらは事実無根の噂とは言い切れず、実際に中国製のスマートフォンや防犯カメラなどで不審な通信が行われている可能性がある、といった指摘もあります。IT機器は様々な個人情報や機密情報を扱うことが多いため、より慎重に検討しなければならず、過剰であっても危険視されるのもやむを得ないと言えるでしょう。

その結果、中華系企業の提供するクラウドストレージサービスも同様に、利用するのは危険だ、という指摘をする人もいます。ただそもそも、クラウドストレージにデータを保存する時点で、インターネット回線を使って送受信を行うので、第三者に通信を傍受されるリスクが発生するものです。どのような企業が運営しているのか、どのような特徴を有するのか、という点について注目して検討することが大切です。

Teraboxとは?

Teraboxは「無料で1TBの容量が使える」ことで知られるクラウドストレージサービスです。東京に本社を置くFlextech(フレックスティック)株式会社という企業が運営しています。つまり、ここだけ見ると日本国内の企業であり、前述の「中華企業」とは全く異なります。

しかし、Teraboxの公式サイトにこのような記述が確認できます。

Final Thoughts
TeraBox, originally named Dubox, was launched in May 2020 and later acquired by the Japanese technology company Flextech, rebranding it TeraBox. Since then, we have been working for the betterment of features, security, user experience, privacy, and other things.

引用元/TeraBoxと共に祝う:これまでの道のりにおける受賞歴と節目(https://blog.terabox.com/teraboxs-awards-and-milestones/#Final_Thoughts)

これによると、「もともとはDuboxという名前で2020年5月にサービスを開始し、日本のFlextech社に買収され、TeraBoxにブランド名を変更した」ということになります。

そして、この「Dubox」は中国国内最大手の検索エンジンを提供する会社「バイドゥ(Baidu)」の関連会社が開発したものであり、クラウドストレージとしての基盤はそのままに、名称や法人だけ変更しているという説があります。このため、「中国政府が監視などを行っているDoboxをそのまま流用し、名称だけTeraboxに変更したのではないか? 保存したデータが覗き見られてしまうのでは?」という噂が囁かれています。

ただし、これらの推測について確たる証拠がないこと。少なくとも現時点(2026年4月時点)では、運営企業は日本のフレックステック株式会社であるため、日本の法律が適用されること。以上の二点から、あくまでも噂の域を出ないと認識しておいた方が良いでしょう。

また、Teraboxは国際標準化機構(ISO)が定めた規格「ISO 27001(情報セキュリティマネジメントシステム)」「ISO 27018(クラウド個人情報保護)」および「ISO 27701(PIMS:プライバシー情報マネジメントシステム)」を取得していると公表しています。国際的な基準を満たしていると認定されていることから、過剰に心配する必要はないでしょう。

pCloudとは?

「pCloud」もTeraboxと同様に、TB単位の大容量を提供するクラウドストレージサービスです。プライバシー保護の先進国であるスイスに本社があるため、とにかくセキュリティ対策が万全であると評価されています。

また、サブスクリプションではなく買い切り型で購入することができる、という特徴があります。特にクラウドストレージサービスは、運用コストがかかるため、基本的にサブスクリプションタイプで提供されているので、大きな特徴として世界中のユーザーが利用しているのです。

pCloudの詳細についてはこちらをチェック👇
pCloudとは?【2026年完全ガイド】料金・機能・評判・デメリットまで総まとめ

TeraboxとpCloudの根本的な違いは?

TeraboxとpCloudの根本的な違いは、まず、無料でどこまで利用できるかの範囲にあると言えます。

Teraboxは無料アカウントでも1TBという大容量のストレージを利用できます。その分、「広告が表示される」や「最大ファイル転送容量が4GBまで」「ダウンロードが有料プランよりも低速になる」といった様々な制限がかけられています。プレミアム(有料)プランに切り替えることでそういった制限がなくなり、より快適に利用できることでしょう。これは「無料プランでも使えなくはないが、ストレスがあるので有料プランに切り替える」という導線です。

pCloudは無料だとストレージ容量は2GBまで(特典を得ることで最大10GBまで拡張可能)しか使うことができません。ただ、ファイル転送などの基本的な部分にほとんど制限がないので、「無料プランでお試しをしてから、有料プランに切り替える」という誘導方針になっていると言えます。

次に、セキュリティの面での違いです。

前述の通り、TeraboxはISO認証を受けており、セキュリティ対策もしっかり行っています。しかし、「中華系企業だった過去を偽っている可能性がある」という噂が独り歩きする程度には不透明な部分があります。更に、「こんなに大容量のストレージを無料で使わせてくれるなんて、なにか裏があるのではないか?」という疑念を生んでしまっているでしょう。

一方、pCloudはサービスの特徴の一つとして、「堅牢なセキュリティ」を掲げています。そもそも運営企業がセキュリティ大国スイスにあることに加えて、世界で最も厳格な個人情報保護規則のひとつである「GDPR」に完全準拠しています。また、有料オプションとなりますが、ユーザーだけがデータの復号できる「クライアントサイド暗号化」にも対応しています。

このような違いから、結論としては「TeraboxとpCloudであれば、pCloudの方がセキュリティ的に安心して使える」と考えられていることが多いと言えます。

まとめ

クラウドストレージサービスの用途や、サービスに求める内容は、実は人によってかなり異なります。例えば、仮に漏洩してしまったとしても大きな問題のないデータもあれば、第三者に公開することが許されないデータも存在するはずです。また、「多少費用はかかったとしてもできるだけリスクを避けたい」という考え方をする人もいれば、「トラブルがあっても大きな問題ではないので、とにかく低コストが良い」という考え方もあるでしょう。

つまり、クラウドストレージサービスを利用する際は「自分がどこに重きを置いてサービスを選ぶか」をきちんと考えておくことが重要であると言えます。各サービスの提供している内容をよく精査、比較して検討することが、安心して利用するための秘訣でしょう。

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